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2017年5月24日

このブログを書く必要はあるのか

By | WEBデザイナーのたまご日記 | No Comments

ボスから唐突に「ブログ機能つけたから書いてね」と言われたのが去年の今頃だったと思います。

 

「なんで?何を書けばいいんですか?」と聞くと「なんでもいいよー」との事。

 

さて私は困った。

ブログの題名は私が決めたものではないが、「Webデザイナー」「たまご」と付くからには何か仕事上のネタを書くべきなんだろうなと当然思うわけですが…。

デザインカンプもままならず、htmlのコードを見るとパニックになって発狂しそうになる(今もたいして変わらん)、文字通り「タマゴから生まれたてピヨピヨ」の状態で、いったい何を世間様に発信しろというのか。

 

ボスにしつこく食い下がって聞いてみると「忘備録みたいにしようかなと思って…。例えばこういう問題があってこんな手順で解決しましたとか」。

コーディングだったりプログラミング(よく知らないけど)で言えばその手法はいいかもしれない。「スライドがうまく動かなかったのでコレ使いました」。タグでも付けて分類しておけば後で掘り出すのも簡単です。

 

しかし現状ビジュアルに特化しつつある自分の場合、「こんなケースでこんな事が勉強になりました」と書くとなるとけっこうムズカシイ。

 

まず「どんな問題に当たったのか」を説明すると、どのお客様の仕事をしたのかが何となく推測できてしまいます。

そしていちばんの問題は「デザインに確固たる正解はない」という事。

 

サイト構築に関していうと、「スライドがイメージ通りに動く」ようにする技術をいくつかの中から採用し、うまく動いてくれれば目標達成です。

ところがサイトデザインは、お客様からの要望をどういう形で表現するかはデザイナーによって千差万別で、さらに最終的な「目標達成」を確かめるには、サイトを公開した後お客様(クライアント)が満足する(=ユーザーが満足する)結果を出せたのかどうか、フィードバックをもらわなければなりません。

 

 

ちなみにウェブスクールで私が絶賛尊敬中のとある先生が、

「デザインとは徒弟関係・口伝から来ていて、エンジニアさんのように情報をウェブに上げて共有し、活用する事ができない。料理人の師弟関係と同じく師匠の背中を見て技術を盗み、経験が少ないうちは師匠のアドバイスを仰ぎながら成長していく」と言ってました。

 

まとめると「デザインの忘備録って簡単にはできないんじゃね?」と考えるに至った今日この頃。

 

これを踏まえた上で今一度ボスに直訴したところでどうにかしてくれそうな雰囲気はないので、とりあえずブログをどういう方向性で進めるかを自分で決めるしかない。最初になんでも書いていいって言われたし(笑)。

 

幸い文章を書くのはヘタクソだけどキライではないので、のちのち仕事に活用できる事を願って書いてみる。

テーマは、仕事にちょっとでも絡んだその時の自分の思考。

 

思っている事を理路整然と文章または言葉にするのって、自分としてはハードルが高い部類に属するもので、訓練するとしたら、

「本を読んできれいな文章に触れる」、「自分で文章を書いてみて整理する感覚を身に着ける」、「自分が話しているところを録音して検証する」とかになるのかなぁ。

このままこの仕事を続けるのであれば、お客様に対して提案をする際などにそのスキルがかなり重要になってくるのは間違いないわけで、いつ訪れるかわからんけどその機会に少しでも力を発揮すべく、その練習台として活用させてもらいます。ありがとうございますボス。

 

(1年費やしてようやく方向性が決まったので、以前に書いたゴミクズ以下の価値しかない投稿は撤去しました)