運動オンチがハマったボルダリングのこと

この仕事に就いて最初の数か月間ぐんぐん増えていた体重ですが、食事の摂り方を少し変えたら上昇がおさまり、4キロ増程度で安定しました。

しかし今のところ打ち合わせに出かける機会もなく、来る日も来る日も自宅で仕事。1日の運動量はカゴで飼われているハムスターよりも少ないであろう事は間違いなく、どうにか体を動かすきっかけを狙ってました。

 

現状でもその機会がなくはないんだけど…日曜日の草野球に混ざるとしても「野球経験なし&運動神経ゼロ」さらに若くない…事を考えると今からスタメン(おこがましい)を目指すのはちょっとキビシイ。さらに有酸素運動が大キライなのでジョギングorジムでバイク漕ぎ等々も遠慮したい。

となると自分の場合の選択肢は「ボルダリング」しかない!

 

ボルダリングは運動神経がミジンもない私がハマった唯一のスポーツで、

1.動きがゆっくり(反射神経・動体視力等必要なし)

2.自分だけの登り方がある(体格・柔軟性の個人差が影響するためゴールまでのルートに共通の正解がない)

3.年齢問わずトライできる(難易度にかなりの幅があるので自分に合ったグレードを登ればよい)

と、いいことづくしなのです。

なのになぜしばらく遠ざかっていたかと言うと、「ジムが混んでたから」………。

 

私が行っていたジムは県内屈指の広さを誇るであろうボルダリング専門のジムで、10年前に始めた頃はまだ余裕があったけれど、徐々にメディアにも取り上げられたりして、6・7年前の時点ですでに平日の夜は仕事帰りのツワモノ達(上手な人)、土日はオープンから学生さんやら親子連れやらお客さんでいっぱいでトライする機会をうかがうのがせいいっぱい。

 

当時は仕事が平日休みだったので昼の空いている時間を狙って通っていたけれど、「もっと頻繁に登らないと上達しないレベル」にぶち当たった事もあり、「これ以上回数増やしたら1年中筋肉痛になって仕事どころじゃなくなる!」と勝手に決めつけ、足が遠のいてしまいました。

 

実は場所も少々遠くて、毎回片道一時間半ほどかけて月に5,6回(もっとかな?)通っていたあの時の情熱は今思い返しても我ながらスゴかった。ヘコたれずにがんばっていれば「そこそこ登れるオバさん」的な感じでもっと堂々としていられたんだろうが…あとの祭り。

気を取り直してもう一度行こうと思っても、ここ数年でブームに火が付きあちこちにジムが出来始め、ついにオリンピック種目になり堂々のメジャースポーツの仲間入り(失礼)をしたとなれば、さらに混雑しているのは目に見えているわけで…うーん、別なところないかなぁ。

 

今回、自宅から30分以内で行けそうなジムを2か所回ってみました。ひとつは駅から近いけれども壁が狭すぎる!2面しかない。

壁の面積が狭いと当然課題の数が限られるので(特に初心者は登れる級数が少ないため)すぐに飽きてしまう可能性大。これは経験済み。

もうひとつのジムに行ってみると、壁が7面。広さは最初に通ったジムの1/4か~。いやあそこのジムが立派すぎたんだ、あそこを基準にしていてはだいたいどこも不合格になってしまう。

 

最初は「見学させてもらっていいですか~」と入ったものの、見学もそこそこに登ってみたらやっぱりおもしろい。

やった事のない人は勘違いしがちなのですが、登る時に肝心なのは腕の力ではなくて「足運び」。足を安定したところに置かないと次に手が伸ばせなくなります。で、なるべく体が壁から離れないように腰を引き付ける。

とかなんとかゴタクは知っているくせにいざ実践するとなるとサッパリ。足に気を取られすぎて手を動かすのをちょいちょい忘れるポンコツぶりに気が付きました。

しかしどれだけ下手であろーが誰に迷惑かける事なくマイペースでできるのがいちばんいいところだと思ってます。

たまーにスタッフの方やお客さんがさりげなく「こうしたらいいんじゃない?」とアドバイスをくれたりして、こっちも休んでいる間に他の人が登っているのを見てこっそり応援したりして、それがきっかけで顔見知りの方が増えたりするのでひとりで行っても雰囲気に慣れると楽しいものです。

 

仕事が終わってからでも行けそうなので週に1回くらいのペースで行けたらいいなぁ。

ただひとつ困る(?)のが、ボルダリングは無酸素運動ゆえにやりすぎると体質にも寄ると思うけど筋肉がバッキバキのムキムキになってしまう事。男の人は鍛えるのにいいかもしれませんが、私は肩から腕・背中に筋肉がつきすぎて夏場にはずかしくて腕が出せなくなりました。

とりあえず当面は「体脂肪を今より減らす」を目標にがんばりたいと思います。それと忘れちゃいけないのが「継続」。